長期優良住宅は、少なくても10年に1度、定期点検・修繕・改良を行う必要があります。
維持管理のためには、どのような部分を点検すればよいのでしょうか。主なポイントをご紹介します。

①屋根

屋根材のひび割れ、欠損、ズレ、腐食、カビ、コケ、仕上げ材の退色、防水層の断裂、破風・鼻隠しの腐食又は塗装褪せ、棟・水切り等金属部の錆・腐食・剥がれ、雨樋の破損・ひび割れ・固定金物の固定状態、つまり等をチェックします。
また、屋根と併せてバルコニーの床の沈み、勾配、欠損、防水層の断裂等を仕様に合わせてチェックします。

②床下・基礎

基礎のひび割れ、ジャンカ・欠損、コンクリートの剥離・欠損、浮き、鉄筋の露出、白華現象、蟻道等をチェックします。
また、床下の土台床組のひび割れ、腐食、土台と床組の取合い部浮き、水漏れ、束の固定状況、床下断熱材の状況、カビ、蟻道・蟻害等のチェックをします。

床下

基礎

③屋根裏(小屋裏)・軒天井

屋根裏の小屋組材のひび割れ・欠損・劣化・腐食、金物の設置と固定状況、配線の整理・固定・被覆状況、屋根裏断熱材の設置状況、漏水跡、湿気、カビ、蟻道、蟻害、火打ち梁の有無、外壁内張り構造用合板の有無等をチェックします。
併せて、軒天井のひび割れ、欠損、漏水跡、浮き、剥がれ、腐食、軒裏換気口(通気口)の状態等をチェックします。

天井裏

軒天井

④外壁

外壁のひび割れ、仕上げ材の剥離・退色・欠損・劣化・浮き・反り・腐食・カビ、錆、シーリング材の断裂(サッシ廻り共)、設備用スリーブ周辺の防水状況等をチェックします。

点検は建物の維持保全に欠かせません。
大切なご自宅を長持ちさせるため、早期発見・早期対応を行っていきましょう。

ご相談やお見積り無料。ご相談だけでもスッキリされる方が多いです。
ぜひお気軽にお声がけください。